高野山の「貧女の一燈」とは?燈籠堂へ灯りを捧げたお照の伝承を読もう

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高野山の燈籠堂(とうろうどう)の説明に出てくる「貧女の一燈(ひんじょのいっとう)」。どんな灯りのことだろう、と気になった人へ。

貧しい女性のお照が、自分の髪を切って捧げたと伝わる灯りです。金剛峯寺の公式案内は、祈親(きしん)上人に勧められたお照が、黒髪を切って献じた灯りとして紹介しています。

ここでは、祈りと供養にまつわる伝承として、この灯りがどう語り継がれているかを読んでいこう。

目次

髪を切って得たお金で、亡くなった義父母へ一燈を

金剛峯寺の燈籠堂の案内には、貧女の一燈のほかにも、祈親燈、白河燈、昭和燈など、捧げられた灯りの名前が載っています。

弘法大師御遠忌のプロジェクトが紹介する献燈の話では、お照が髪を切って得たお金で小さな灯りを買い、亡くなった義父母のために捧げた、と伝えています。

献燈は、仏前に灯りを捧げることです。一燈、つまり一つの灯りに、亡くなった人を思う気持ちが託されている話として読んでみよう。

その小さな灯りは、財力で捧げられた多くの灯りよりも長く、力強く燃え続けたと語られています。同プロジェクトは、灯りの大きさや数より、捧げる心の大切さを示す教えとして説明しています。

「一燈」という短い名前の向こうに、一人の供養の話があるんだね。

伝承の教えと、現在の奉納案内は分けて読もう

この話を、灯りを捧げれば特定の願いが必ずかなう、という約束に変えて読むものではありません。公式の説明が伝えているのは、捧げる心の意味です。

燈籠堂には、ほかにも多くの人の願いを込めた燈籠が奉納されていると案内されています。実際に参拝や奉納を考える場合は、その時点の寺院の受付案内を確認してね。物語を知ることと、現在の申し込み方法を知ることは別です。

お堂の位置も知りたいなら、奥之院を扱うガイドで

参拝前の資料を探すなら、『ゆったり&じっくり楽しむ 高野山参拝旅 完全ガイド』も候補です。講談社の公開目次では、第2章の奥之院の紹介に、燈籠堂や参道の墓所などを地図で案内する内容が挙がっています。

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公開目次で確認できたのは、燈籠堂を含む奥之院の案内です。お照の伝承を本がどこまで詳しく扱うかは確認できていないので、今回の物語の根拠は上の寺院側の説明を見てね。

灯りの名前を一つ知ると、お堂を「たくさんの明かりがある場所」と眺めるところから、そこへ託された祈りを読むところへ進めます。気になった一燈の名前から、ゆっくりたどってみてね。

参照:金剛峯寺、宗祖弘法大師御入定千二百年御遠忌大法会プロジェクト、講談社公開目次、楽天市場bookfan。2026年10月21日確認。

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この記事を書いた人

宗教文化への敬意を大切に、歴史や用語、寺院文化を資料に沿って紹介する編集部です。

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